ストリングアート(String Art )とは、
木製の土台に釘を打って糸をかけて制作するウォールアート
(壁を装飾するアート)のことです。
ストリングアート(String Art)はこちらから → ストリングアートとは
糸かけ曼荼羅の歴史はシュタイナー教育で使われたことが始まりと言われております。
シュタイナー教育とは、オーストリアに生まれた哲学者ルドルフ・シュタイナー(1861~1925)が提唱した教育で、人間の心と体の発達には7年ごとに節目があると考え、0~7歳は意志、8~14歳は感情、15~21歳は思考を育てる時期とし、さらに年齢ごとのテーマと合わせてカリキュラムを組みます。
この教育の中で糸かけ曼荼羅も使われていたのです。
足し算、掛け算、素数などを糸をかけながら学ぶことで、子供達が理解しやすいように指導していました。
板に釘を打ち、素数の順番に糸をかけていくと綺麗な曼荼羅模様が出来上がることから学習方法以外でも糸かけを楽しむ方が増えるようになりました。
糸かけ曼荼羅の曼荼羅は、サンスクリットのマンダラmandalaの音訳で曼陀羅とも書きます。
曼荼羅は仏の悟りの世界をあらわした密教独自の図のことで、諸尊の集まった姿が図式的、幾何学的に描かれているのが特徴です。
糸かけ曼荼羅はシュタイナー教育の素数の糸かけ方法と曼荼羅(曼陀羅)の図に似ていることからを糸かけ曼荼羅と言われています。
曼荼羅は僧侶の修行としてチベット仏教などでは今で修行の一環として儀式、祭礼を行う時に描かれています。
糸かけ曼荼羅は素数の数ずつ糸をかけていくと、糸をかけ始めたスタート地点に必ず戻ってきて幾何学模様が出来上がります。
糸をかける順番を間違わなければ綺麗な模様が出来上がる工程は、なんとも言えない不思議な感覚を体験します。
集中して一定のリズムで作る糸かけ曼荼羅は、作り終えると頭がスッキリし心の落ち着きをもたらし、
ストレスが溜まっている方やうつ病の方の改善に良い効果が期待されます。
子供からお年寄りの方まで簡単に作ることできるのも魅力です。
板の種類、板の大きさ、板の色、糸の種類、糸の太さ、糸の色、ピンの種類、ピンの数など組み合わせは無限に広がり、次はどんな作品を作ろうかなと創作意欲も高まります。
円だけではなく、四角形、五角形、六角形など、ピンの配置を変えると円の模様とはまた違った味わいが出ます。
想像力を膨らましてオリジナル作品、世界にひとつだけのアート作品を作ることができます。
糸かけ花曼荼羅とは、日本糸曼荼羅協会が考案した制作方法、呼び名です。
太陽を中心に地球と金星を線で結んで経過を線で表すと花びら模様を作り出します。
通常の糸かけ曼荼羅は、一般的に素数を元に糸をかけていきますが、糸かけ花曼荼羅を作る際には素数を使いません。
糸かけが慣れてくるとスイスイと糸かけが進み、糸かけに没頭できることが特徴です。
制作時間も素数を使う糸かけ曼荼羅よりも短いので、ワークショップを開催する時におすすめです。
みなさまにも糸かけ花曼荼羅を楽しんでいただけたらと思っています。
糸かけ花曼荼羅の通信講座をご用意しております。
ご興味がある方は、こちらから→ 糸かけ花曼荼羅 講師資格認定講座
糸かけ曼荼羅64ピンの制作例です。
型紙を使って板にピンを打つ印をつけます。
印をつけたところに釘を打っていきます。
板に64ピン、
釘を打ち終わりました。
素数を元に右回りに31ずつピンに糸をかけていきます。
糸のかけ始めたピンに戻ってきたら、
1周目の糸かけは終わりです。
1周目 31 2周目 29 3周目 23 4周目 19 5周目 17
6周目 13 7周目 11 8周目 7 9周目 3
9周糸をかけたら完成です。
この糸のかけ方は、
一般的なシュタイナー教育の素数を使った糸かけ曼荼羅です。
この糸のかけ方以外で、
何周糸をかけるか、
素数の何を使うか、
自由に選択しオリジナルで独創的な作品を作っても面白いと思います。
糸かけ曼荼羅は一度、作り方がわかると作業は簡単です。
何も知らないところから作るのは抵抗があると思いますので、
板に釘を打った糸かけ曼荼羅の制作キットをご用意いたしております。
ちょっと糸かけ曼荼羅をやってみたいと思う方は、
はじめは、初心者用キットで試してみるのも良いかと思います。
糸かけ曼荼羅の初心者用制作キットが、
楽天市場からもご購入いただけます。
糸かけ曼荼羅を体験してみたい方は、
下のバナーから↓
合同会社un
日本糸曼荼羅協会
〒877-1353
大分県日田市上手町256-3
TEL: 090-9496-0539(吉井)
0973-54-3564
E-mail : info@itomandala.com
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